はじめに
リーダーとして日々業務を進める中で、上司との関係に悩むことはありませんか？特に新任リーダーの場合、上司にどう接するべきか、どんな距離感を保つべきかといった悩みを抱えることが多いものです。この記事では、上司との関係を良好に保ちながら、チーム運営を円滑にする方法について、私自身の経験をもとに具体的なヒントをお伝えします。
上司との定例面談を始めた理由
私は、もともと上司が嫌いでした。なので何か言われるのも苦手でした。また、そんな私の態度もあり上司もまた私との接点を避けているように見えました。しかし、上司は評価者でもあり、私のチーム活動における承認者でもあります。なので接点を完全に断つことはできません。そこで、私はあえて距離を置く事の逆をやってみたのです。つまりは何か？毎週30分の定例面談を提案しました。すると部下からのこの申し出に、上司は意外にも喜び、快諾してくれました。
定例面談の効果
- 業務がスムーズに進む
毎週の面談では最初はぎこちなく進みました。面談中の空気も重苦しいものです。それはそうですよね。これまでお互いに避けていたわけですから。ただ、それでも私は報告・連絡・相談を欠かさず行いました。その結果、徐々にではありますが日々の確認事項がその場で解消され、余計なやり取りが減り始めていることに気付きました。 - 唐突な仕事の差し込みが減る
定例面談を続けるうちに、更に良い変化が現れました。それは、よほどの緊急事態がない限り、面談以外の場での連絡や指示が減少し、結果、突然のタスク追加に悩まされることがなくなっていったのです。 - 面談の頻度が自然に減る
さらに続けていくとお互いの意思疎通がはかれ、逆に面談そのものがなくても業務がスムーズに流れ、結果として面談そのものがスキップされたり、メールで済ませられるようになりました。そして最終的には上司から指示や干渉が減り、私は自分のペースで仕事を進められるようになりました。
上司との関係を良好に保つポイント
上司にとっても定例面談はメリットがありました。部下との接点が定期的にあることで、以下のような効果が得られたのです：
- 情報が継続的に得られる。
- 確認事項をその場で処理できる。
- 指示やフィードバックをまとめて伝えられる。
これらが可能になると、上司にとっても仕事がしやすくなり、結果として信頼関係が深まります。
明日からできること
新任リーダーであるあなたも、以下のポイントを意識して行動してみてください：
- 定例面談を提案する
上司に、週に一度15分でもいいので定例の面談を提案してみましょう。短時間でもお互いの状況を共有することで信頼関係が築けます。 - 話すべき内容を整理しておく
報告、連絡、相談の順序で、話すべき内容を整理しておきましょう。効率的な面談が実現します。 - ポジティブな姿勢を示す
面談では、問題だけでなく、良い進捗や成功体験も共有しましょう。上司にとって「頼れる部下」という印象を持たれやすくなります。 - 継続することを意識する
一度提案して終わりではなく、面談を継続することが重要です。少しずつお互いの信頼が深まり、上司との関係がスムーズになるでしょう。
おわりに
上司との関係を改善するための一歩として、定例面談を始めることは非常に効果的です。お互いの業務がスムーズになり、信頼関係が築けるだけでなく、あなた自身のリーダーとしての成長にもつながります。上司に働きかけ、自分のペースで仕事を進められる環境を作り出しましょう。
ぜひ、今日から一歩踏み出してみてください。今回の記事があなたのリーダーシップのヒントとなれば幸いです。
