「なんとなく部下に距離を置かれてる気がする…」
新任管理職の方と話していると、こんな悩みをよく聞きます。
- 部下が自分を避けている気がする
- 話しかけると固くなる
- 距離が縮まらない
- でも、何が原因なのか分からない
この「なんとなく嫌われてる感」、ものすごく不安ですよね。
でも、よくあるのが
**“嫌われてる”んじゃなくて、“近づきにくくなってる”**だけ、というパターンです。
距離ができる原因は「上司らしくしよう」としすぎること
多くの新任管理職が、
「ちゃんとしないと」「上司らしくしないと」と思って、こうなります:
- 間違いを見つけるとすぐ指摘
- 正しいやり方を教えようとする
- 自分の方が正解を知っているという前提で話す
- 指導と称して“ダメ出し”が多くなる
これ、全部「間違ってるわけではない」んです。
でも、部下にとっては
**「上からマウントを取られているように感じる」**ことが少なくありません。
上司が意図していなくても、
「自分を否定された」ように受け取ることもあります。
上司と部下の関係に必要なのは、「正しさ」より「安心感」
あなたが部下の立場だった頃、
こんな上司がいたことはありませんか?
- 言ってることは正しいけど、なんか怖い
- 指導のつもりでも、心がスッキリしない
- 正論で詰められて、相談しにくい
つまり、
「正しさ」だけでは人はついてこないのです。
部下との関係にまず必要なのは、
**「安心して話せる関係性」**です。
そのためには、まずあなたが
**「一人の人として部下をリスペクトする」**ことが重要です。
上司であろうとする前に、
**「まずは目の前の人間に関心を持つこと」**から始めてみませんか?
「近づきやすい上司」になるシンプルな方法
とはいえ、いきなり変わるのは難しいですよね。
でも、大きなことは必要ありません。
たとえば…
- 仕事以外の雑談をする
- 相手の話をさえぎらず、うなずいて聞く
- 自分の失敗談も少しシェアしてみる
- 「ありがとう」「助かった」と感謝を言葉にする
- 指導より先に「まずどうしたのか聞いてみる」
こうした小さな行動の積み重ねが、
**「この上司なら話せるかも」**という安心感を生みます。
そしてその先に、信頼される上司像が育っていきます。
まとめ:上司らしさより、“人としての接点”からはじめよう
「部下に嫌われたかも…」と思ったとき、
自分を責めたり、無理にいい人を演じる必要はありません。
ただひとつ、意識してほしいのは、
「上司らしく」より
「人として誠実に」接しているか?
という視点です。
もし、部下との関係にモヤモヤがあるなら、
まずは「人としての接点」を取り戻すことから始めてみてください。
それが、信頼される上司になる第一歩です。
無料サポートのご案内
もしも今、
「信頼される上司になりたいけど、どうしたらいいかわからない」
「自分の関わり方が正しいのか不安」
という方は、60分の無料オンライン相談をご利用ください。
あなたの悩みは、あなただけのものじゃない。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
経験者だからこそ話せること、一緒に整理していきましょう。