今の会社にいる“理由”、ちゃんと説明できますか?

マインド

リーダーになったばかりのあなた。
手探りで、でも一生懸命にやっている。
評価もされたいし、ちゃんと成果も出したい。
そんな日々の中で、ふと「このままでいいのかな」と感じる瞬間はありませんか?

そんなあなたに、今日のメッセージです。


はじめに

「この会社の〇〇というサービスがすごく好きで」
「この商品に惚れ込んで入社しました」

こう話す人、周りにもいませんか?
もしかしたら、あなた自身もそうかもしれません。

それってとても素敵なこと。
でも、リーダーとして一歩視点を変えてみたとき、
大切にしてほしい問いがあります。

あなたは、会社の“事業”に惚れたのか?
それとも“理念”に惚れたのか?


「惚れるべきは、理念かもしれない」

もちろん、事業や商品に惚れて入ったのは間違いではありません。
だけど、事業は時代とともに変化していきます。
社会のニーズや技術の進化、経済の流れに応じて、
今あるサービスが形を変えたり、なくなったりすることもあります。

そんなとき、「惚れていた事業がなくなった」ことで
その会社の魅力が薄れて見えてしまうことがあるんです。

一方で、「理念」に惚れた場合はどうでしょう。
ミッション、ビジョン、ステートメント…
呼び方や表現は違っても、それは
「この会社が何のために存在しているのか」
「どんな未来をつくりたいのか」
という、会社の“魂”ともいえる部分です。

理念は、簡単には変わりません。
だからこそ、時代が変わっても、
事業が変わっても、惚れ続けられる理由になる。


あなたが今、ここにいる理由は?

リーダーとして忙しい毎日の中で、
ふと立ち止まって自分に問いかけてみてください。

「私は、何に惚れてこの会社にいるんだろう?」

もし事業だったなら、それも立派な原動力です。
でも、これからリーダーとして長く会社に関わるなら、
「この会社の理念ってなんだろう?」と、
改めて触れてみてほしいんです。

それを知ることで、
自分の行動の意味や、部下に伝えたいこと、
チームで目指したい方向も、少しクリアになるかもしれません。


明日からはじめること

📌 理念を確認してみよう
会社のHPでもオフィスに掲げられているものでもいいので、
一度「理念」「ビジョン」「ミッション」「バリュー」といった言葉に目を通してみましょう。

📌 自分の言葉で言い換えてみる
「これってつまり、こういうことかもしれない」と
自分なりに要約してみると、腑に落ちやすくなります。

📌 部下と話すときにちょっと使ってみる
「うちの会社が大事にしてるのってさ、〇〇なんだよね」
そんな一言を会話の中に忍ばせるだけでも、チームに理念がじんわり広がります。


おわりに

リーダーという立場になると、
どうしても「目の前の成果」や「日々の業務」で頭がいっぱいになります。

でも、だからこそ今、
原点に戻ってみる時間を持ってみてほしい。

あなたがどんな想いでここにいて、
これからどう在りたいのか。

それを確かめるのに、「理念」は
とても強い道しるべになってくれます。


次にチームの誰かと話すとき、
あなたの中にあるその“想い”を、少しだけ共有してみませんか?
それはきっと、部下の心を動かす言葉になるはずです。

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