新任リーダー必読!手紙が教えてくれたチームへの本当の向き合い方

チームビルディング

はじめに

リーダーとしての役割を担うとき、チームメンバー一人ひとりとの関係性が、チーム全体の成果や雰囲気にどれだけ影響を与えるかを実感する場面が増えてきます。しかし、日々の業務に追われる中で、全員に同じ熱量で向き合うのは簡単なことではありません。本記事では、私自身の失敗談を通じて、リーダーとしての向き合い方を見直すヒントをお届けします。


1. チームメンバーへの向き合い方が生む差

あるとき、私は直属のメンバー5名を対象に、研修の一環として「手紙を書く」機会を与えられました。一人ひとりに向けた手紙を書くとき、驚いたことに、ある一人に対しては書く内容に大いに苦労しました。一方で、他の4名には伝えたいことがあふれ、A4サイズの紙面に収まりきらないほどでした。この差は明らかで、私が彼らと向き合う「熱量」や「思い入れ」に違いがあったのだと痛感しました。


2. 平等な時間と「熱量」のバランス

研修後、人事担当者から「あなたのチームのメンバー4名は涙を流すほど感動していた」と評価されましたが、私は心の中で涙を流していなかった1名に対し、何度も謝罪する思いでいっぱいでした。振り返ると、私は全員に同じ時間を割いていたつもりでしたが、心の中での「熱量」には偏りがありました。チームリーダーとして、この出来事は大きな学びの機会となりました。


3. 見直すべき視点:愛情と平等の再定義

リーダーとして、全てのメンバーに同じ愛情や時間を注ぐことが必ずしも正解ではありません。それでも、私のような失敗を防ぐために、一度立ち止まり、メンバー一人ひとりとの関係性を振り返ることは大切です。どのメンバーに対しても、個々の価値を認め、可能な限り彼らの強みや個性に目を向ける意識を持つこと。それが、リーダーとしての真価を問われる部分ではないでしょうか。


明日からはじめること

以下の小さなステップから始めてみてください:

  • 毎日、一人のメンバーについて5分間考える時間を設ける。
  • 「最近気になることはある?」と何気ない会話を試みる。
  • メンバーの強みや趣味、好きなことを一つ覚える。
  • 次回のミーティングで、全員に一つの具体的なポジティブフィードバックを伝える。

これらの行動を続けることで、日々の業務の中で意識的に全員と向き合う習慣を築けます。

ただ、“全てのメンバーに興味関心を持つこと”が土台として大切であることは忘れないで下さい。


おわりに

リーダーとして、すべてのメンバーに対する愛情や熱量が均等であることは難しいかもしれません。それでも、自らの偏りに気づき、意識して向き合い方を見直すことは、チーム全体の信頼関係を強化し、より良い成果を生み出すきっかけとなります。今回の失敗談を通じて、あなた自身のリーダーシップを見つめ直す一助になれば幸いです。

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