部下の心を動かすリーダーの言葉とは?

チームビルディング

リーダーになったばかりのあなた。
どう声をかければいいのか、どうすれば伝わるのか。
試行錯誤しながら、毎日を必死に過ごしていませんか?

「こんなに頑張っているのに伝わらない」
「何を言っても響かない」
「もっとうまく言えたら…」

そう感じたことがあるなら、今日のメッセージはきっと役に立つはずです。


はじめに

私が以前、ある企業のリーダーとして新たに着任したときのことです。
その組織では、メンバー同士がどこか遠慮しあい、言いたいことも言えず、どこかギスギスした雰囲気がありました。

そんな環境の中で、私が最初に意識したのは**「何を伝えるか」よりも「どういうチームを目指すか」という想いの共有**でした。


私が伝えた一文

初めて全社員の前に立った日のこと。
私はこんな一言を口にしました。

「他人に席を譲れる人。そんな人が集まるチームにしたい。」

難しい言葉でも、立派な理想論でもありません。
でもこの一文に、私のリーダーとしての想いを全て込めました。

「自分よりも他人を思いやれる」
「見返りを求めず、行動できる」
「人の喜びを、自分の喜びにできる」

そんな人たちが集まれば、チームは強くなる。
それが私の信念でした。


言葉は“説明”ではなく“共感”を呼ぶもの

その日のミーティングが終わったあと、ある社員が私のもとに駆け寄ってきました。

「とても分かりやすく共感しました!」

その表情を見て、私は改めて確信しました。
リーダーが語る言葉に必要なのは、難しい理論や完璧な言い回しではない。
心からの想いを、誰にでも届く形で伝えること。

「相手の心に届くかどうか」
それこそが、本当に意味のある言葉の条件だと。


リーダーに求められる“発信力”とは?

新任管理職にとって「言葉」は武器にもなり、リスクにもなります。

何気ない一言が部下を傷つけてしまったり、
思ってもみない誤解を招いてしまったり。

だからこそ、発する言葉には慎重になってしまいがちです。

でも一方で、言葉を恐れてしまうと、リーダーとして**“想いを伝える”**という最も大切な力が弱まってしまいます。


難しい言葉は不要。必要なのは“伝えたい想い”

私はこれまでの経験の中で、
「この人の言葉は響くな」と感じたリーダーたちにいくつか共通点があることに気づきました。

✔ 共通点1:言葉がシンプル

比喩や専門用語に頼らず、誰にでも伝わる言葉を使っている。

✔ 共通点2:背景に“想い”がある

言葉が単なる指示や報告ではなく、その人の信念や価値観から生まれている。

✔ 共通点3:相手の目線に立っている

「どう聞こえるか」を想像しながら言葉を選んでいる。

つまり、言葉に力が宿るのは「伝える技術」ではなく、**「伝えたい想い」**があるかどうか。
そしてそれを、誰にでもわかる言葉で届けようとする努力があるかどうか、なのです。


あなたも、心を動かす言葉を持てる

リーダーであるあなたが、これから先もずっと正しい判断ができるとは限りません。
でも、伝える言葉は選ぶことができます。

あなたのチームは、どんなチームですか?
どんなメンバーであって欲しいですか?

その「想い」を、あなたの言葉で、あなたの声で、しっかりと伝えてみてください。

それは、あなたのリーダーとしての大切な一歩になるはずです。


おわりに

「他人に席を譲れる人」——
たった一文でも、そこにリーダーとしての価値観やビジョンが込められていれば、それはチームの方向性を示す道しるべになります。

大切なのは、言葉の巧さではありません。
想いの強さと、伝えようとする覚悟。

ぜひ、あなたにも“部下の心を動かす言葉”を見つけて欲しいと思います。


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