リーダーになって間もないあなた。
誰かに教えてもらったわけでもなく、日々、手探りで奮闘している。
期待には応えたいし、結果も出したい。
でも、ふと立ち止まったときに、
「自分って、このままでいいのかな」と思うこと、ありませんか?
そんなあなたに、今日届けたいメッセージがあります。
はじめに
リーダーという立場に立つと、気がつけば「〜すべき」「〜でなければならない」といった言葉に自分を縛ってしまうことがあります。
部下を叱るべき、数字に強くあるべき、部下の模範であるべき…。
もちろん、理想として大切なことも含まれているけれど、
それが「自分の本心からそうありたい姿」かどうかは別の話です。
今回は、リーダーになったあなたにぜひ問い直してほしい、
“あなたのありたい姿”について一緒に考えてみたいと思います。
「あるべきリーダー像」があなたを苦しめていないか?
日々の中で、こんな気持ちになったことはありませんか?
- 部下をちゃんと叱れない自分はダメなんじゃないか
- 数字の管理が苦手なのに、リーダー失格なんじゃないか
- 見本になるような人間でいなきゃいけない…
その悩み、実は“本当に悩むべきこと”なのでしょうか?
たとえば、同じ野球選手でも、大谷翔平選手とイチロー選手はまったくスタイルが違いますよね。
でも、どちらも紛れもない一流選手。
リーダーだって同じです。
誰かの理想像に無理やり自分を当てはめる必要なんてない。
「リーダーとはこうあるべき」という型に自分を押し込むことで、
むしろ自分らしさを失ってしまっているかもしれません。
「ありたい姿」は、誰かに決められるものではない
「あるべき」ではなく「ありたい」で考えてみてください。
- どんなリーダーでありたいか?
- 自分の強みや個性を活かすとしたら、どんなスタイルになるか?
- 部下との関係の中で、どんな信頼の築き方が自分らしいのか?
あなたの中にある“ありたい姿”を、ちゃんと言葉にしてみましょう。
もし言葉にできないとしたら、それが今の悩みの正体かもしれません。
そしてその悩みは、決して「あなたがダメだから」ではなく、
“誰かの正解”に無理に合わせようとすることで生まれたものかもしれません。
明日からはじめること
明日から、ぜひ以下のようなことに取り組んでみてください。
- 自分が「ありたいリーダー像」を紙に書き出してみる
- 今、抱えている悩みや努力がその“ありたい姿”に繋がっているかを確認する
- 自分の価値観や強み、心地よさを無視していないかを見直す
- 信頼できる人に、自分がどんなリーダーに見えているかを聞いてみる
「あなたらしいリーダー像」に近づくヒントは、日々の中にたくさんあります。
“他人の正解”ではなく、“自分の納得”を大切にしてみてください。
おわりに
あなたは、唯一無二のリーダーです。
誰かと同じになる必要もなければ、「こうあるべき」にしばられる必要もありません。
あなたの中にある「ありたい姿」を、少しずつ形にしていくこと。
それが、これからのチームや部下との信頼関係を築くうえでも、何より大切なことです。
最後に、改めて問いかけます。
あなたのありたいリーダー像、それはどんなものですか?