「誰も教えてくれないけど、ちゃんとしたい。だけど、どうすればいいのか分からない。」
そんな思いで毎日を過ごしていませんか?
部下からは「リーダーでしょ?」と思われ、上司からも「リーダーなんだから」と言われる。
でも、ロールモデルもいないし、相談できる相手もいない。
自分が一番頑張っているのに、なぜか空回りしている気がする――。
そんなあなたに、今日のメッセージです。
はじめに
リーダー1年目。
上司には不満があるわけじゃないけど、頼りにできる感じもしない。部下とはうまく関係を築きたいけど、どう動けばいいか分からない。自分だけが頑張ってる気がする。
でも、だからといって成長を止めたくない。
ちゃんと成果を出すリーダーになりたい。
そんなあなたにこそ知ってほしい、**1on1を使った“目線合わせ”**の方法があります。
「話してるはずなのに、伝わっていない」現実
「ちゃんと話してるつもり」でも、実際は伝わっていない。
そんなズレ、心当たりはありませんか?
あなたはプレイヤーとして優秀だったからこそ、今のポジションにいます。でも、リーダーは「1人で成果を出す人」ではなく、「チームで成果を出す人」。そこが大きな違いです。
この切り替えは誰にとっても難しいもの。でも、放っておくとストレスや誤解がどんどん溜まっていきます。
だからこそ、**部下との“目線合わせ”**が必要です。
1on1を使った“目線合わせ”のシンプルなやり方
難しいことは必要ありません。
このルールだけでOKです。
【ルール】
「お互いに、今いちばん話したいテーマを3つずつ持ってくる」
たったこれだけで、会話の質が変わります。
部下が話したいことをちゃんと聞き、自分が話したいことも伝える。それだけで、少しずつお互いの見えている景色が近づいていきます。
【頻度】
・理想は週1回
・忙しい時は10日に1回でもOK
最初のうちは、全然かみ合いません。テーマが6個出てくるくらいが普通です。でも、それが自然なこと。継続することで、確実に“合ってくる”瞬間がやってきます。
この方法をやるときのコツは2つだけ
① 自分の話が“正解”とは限らない
自分の視点が100%正しいとは限りません。
部下の見ている世界に、あなたが気づいていないことがたくさんあります。
「そんな風に感じてたの?」と驚くことがあったら、それはもう大きな一歩です。
② とにかく続ける
やってみてうまくいかなくても、続けてみてください。
1on1は“育成の場”というより、“信頼関係をつくる場”です。
雑談でもOK。
まずは“続けること”が一番大事です。
明日からはじめること
明日からすぐに動けるように、5つのステップにまとめました。
✅ 1. カレンダーに30分の1on1予定を入れる
→1週間〜10日後の予定でOK。まずは自分の行動から。
✅ 2. 部下に「お互いに3つずつ話したいテーマを持ってこよう」と伝える
→「きれいにまとめてなくてもいいよ」と気軽に伝えておきましょう。
✅ 3. 自分の話したいテーマも3つ用意しておく
→例:「今チームの調子をどう感じてる?」など。
✅ 4. 正解を押しつけない。まずは“理解しよう”とする
→「なんでそう思ったの?」と聞くだけで対話が深まります。
✅ 5. 完璧を求めず、まずは“続ける”を目標に
→毎回100点じゃなくてOK。慣れるまで雑でもいいんです。
おわりに
「リーダーなのに、分からないことだらけ」
そう思っているのは、あなただけじゃありません。
でも、だからこそ、目の前の部下とちゃんと向き合おうとするあなたは、本当にすごいんです。
1on1は、特別なスキルがなくてもはじめられる“信頼関係づくりの第一歩”。
そして、そこから見えてくる景色は、あなたにとってもきっと新しいはずです。
「これならできそう」――そう思えたら、ぜひ明日から試してみてくださいね。